縮小するマーケット 2018 4 1

書名 没落の東京マーケット
著者 太田 康夫  日本経済新聞出版社

外為市場は、シンガポール、香港。
デリバティブズは、韓国、インド。
商品市場は、中国。

アジア市場で、盟主の座を奪われる日本。
様々な失策が生み出した「不都合な真実」に迫る。

 確かに、世界のGDPを見ると、
「縮小する日本」という印象があります。
 もちろん、これは、
日本のGDPが縮小したのではなく、
世界のGDPが拡大した結果、
そう見えるのであって、
たとえ現状維持でも、
世界の成長から取り残されてしまったということです。
 この20年間、日本のGDPは、ほとんど変化しませんでした。
一方、中国のGDPは、驚異的な拡大がありました。
 中国はともかく、なんとアメリカまでも、
GDPを2倍以上にしたのです。
 国家の収入は、「GDP×税率」に比例しますので、
中国やアメリカは、豊かになったと思います。
 日本は、収入が増えない中で、
「ひたすら節約」という状況でした。
 一方、中国やアメリカは、
「支出が増えるならば収入を増やせ」という発想でした。
 中国やアメリカのほうが、資本主義精神に合致していると思います。
日本は、潜在的に社会主義や共産主義が好きなのでしょう。
 10年間で、アメリカの株式市場は、
トップ10が、すっかり入れ替わってしまいました。
 日本の株式市場は、10年どころか20年たっても、
トップ10は変わらないでしょう。
 もちろん、「老舗日本」を目指すならば、
これでもよいのかもしれませんが・・・・・。















































































スマートフォンのトップページへ